ラグビー日本代表戦 注目は「南ア仕込み」松島の鋭いステップ

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リポビタンDチャレンジカップ2014

 ラグビー日本代表が海外の強豪と対戦する「リポビタンDチャレンジカップ」が行われる。

 今年は秩父宮ラグビー場でサモア(30日)、イタリア(6月21日)と対戦する。

 来年のW杯イングランド大会の試金石となる今回のテストマッチでは日本ラグビー界期待の逸材が、ついに代表デビューを果たしそうだ。今年4月に初めて代表入りを果たしたFB松島幸太朗(21=サントリーサンゴリアス)だ。

■ジンバブエ人とのハーフ

 ジンバブエ人の父と日本人の母との間に生まれたハーフ。175センチと上背はないものの、日本人離れした持ち前の身体能力を生かした切れ味鋭いステップは国際レベルでも十分に通用するポテンシャルを秘めている。

 神奈川の強豪である桐蔭学園高卒業後は、レベルアップを求めて生まれ育った南アに単身留学。南半球最高峰と位置づけられるスーパーラグビーの「シャークス」の育成組織でプレーした。

 トップチームでのプレーを夢見て100人以上の選手がしのぎを削る過酷な環境の中、頭角を現し、12年にはU-20南ア代表候補合宿に招集された。国際ラグビーボードの規定では代表入りは1国に限られているため、この時は合宿への参加を見送った。「日本の一員として戦いたい」と最終的に日本の桜のジャージーを選択したからだ。

 本場仕込みのプレーで秩父宮のファンを魅了しそうだ。

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