ソチ五輪のとばっちりを食ったラグビー日本選手権
ソチ五輪フィーバー、バカ騒ぎに揺れる日本列島だが、思わぬとばっちりを食ったのがラグビー協会だ。例年2月といえばラグビーシーズンのハイライト。日本選手権の戦いが繰り広げられるからだ。それが今年は準決勝が3月1日、決勝が9日とずれ込んでいる。
ソチ五輪を避けたわけではない。担当記者がこう言う。
「NHKが中継できないからです。2月8日から23日までのソチ五輪の期間中はスポーツ番組はオリンピックにほとんどかかりっきり。とてもラグビーまで手が回らないそうです。ソチと2016年のリオ五輪と合わせて、NHKと民放は約360億円の放送権料を払っているが、大半はNHKが負担している。日曜日の午後はソチ五輪の生中継や録画を流す。同時間帯にラグビーを中継してバッティングさせる必要はないでしょう」
ラグビー協会にとってもソチ・フィーバーの陰でひっそりやるより、延期の方がいいかも知れない。