決起集会も…主力選手に深刻なザック不信とネガティブ思考
W杯前の日本代表の皮算用は「序盤2試合を最低でも1勝1分け・勝ち点4で切り抜け、余裕を持って3戦目に臨む」だった。ところが1分け1敗と出遅れ、決勝トーナメント進出には、3戦目のコロンビア戦(日本時間25日午前5時開始)の「勝利」が最低条件だ。
ギリシャ戦後に日本サッカー協会技術委員会の原委員長が、ザッケローニ監督と緊急会談。場当たり采配に“ダメ出し”したことが報じられ、ザッケローニは会見で「チームは同じ方向を向いている」とコメントしたが、すでに各選手のモチベーション低下は深刻だ。
■岡崎が「ボクが悪い」を連発
「香川が、ギリシャ戦ベンチスタートを聞かされたのは試合2時間前。チームの主軸である背番号10を外す場合、もっと早く通告して理由を説明した方がいい。ましてや香川というのは精神的タフネスがなく、物事が思い通りにいかないとナーバスになり、どんどん深みにはまるタイプです。ところがザッケローニ監督は、コートジボワール戦の逆転負けを引きずってパニック状態。気持ちに余裕がなくなって香川へのケアを怠り、完全にモチベーションを失わせてしまった。練習中も沈痛な表情を浮かべることが多く、メディア関係者から『またガラスのハート君がふさぎこんでいる』と言われている」(現地で取材する記者)