靱帯部分断裂で戦線離脱…マー君の右ひじを壊した「四重苦」
■「リスクを承知で獲得」
特に昨シーズンはヒドかった。開幕前にWBCの調整を強いられ、ペナントレースに入ってからは24連勝。日本シリーズでは第6戦で160球投げた翌日の第7戦にリリーフ登板までしている。活躍は隔年だったこともあり、ヤンキースのキャッシュマンGMは獲得時に「昨季の登板過多? 不安は否定しないが、タナカの才能と年齢、スカウトの報告を含めてリスクを承知で獲得した」と話した。実際、ヤンキースのスカウティングリポートには「2年以内に故障する可能性もある」と記されていたといわれる。
田中の故障はあくまでも「想定内」。その時期が少し早くなっただけというのがヤンキースの受け止め方というのだが……。