目玉は誰? プロスカウトが見た夏の甲子園「注目投手」
大分の佐野皓大(182センチ、71キロ)、山形中央の石川直也(191センチ、78キロ)、高知・明徳義塾の岸潤一郎(175センチ、75キロ)、石川・星稜の岩下大輝(181センチ、83キロ)、新潟・日本文理の飯塚悟史(185センチ、76キロ)、熊本・城北の諸冨将士(192センチ、80キロ)、山口・岩国の柳川健大(184センチ、68キロ)ら3年生右腕もプロが注目する好投手だ。中でも九州担当地区スカウト2人が「甲子園で化けるかも」と言ったのが、大分の佐野だ。春の九州大会で150キロをマークした。
「県大会の決勝は139キロ止まり。スタミナが不安視されるが、これは準決勝で右手親指を痛めたことが大きな原因です。速球派ながら制球力もよく、力強さと柔らかさを兼ね備えたフォームから投げる伸びのある球はトップクラス。県大会では自慢の真っすぐを控え、変化球主体の投球に徹した。スライダー、チェンジアップのレベルも高い証拠で、150キロの速球が戻ってくれば、面白い存在になるはずです」