DeNA捕手に助けられ辛勝も…阪神打線の“アブナイ兆候”
現在、阪神は3カード連続負け越し。三回までに得点したのは3試合。メッセンジャーが先発したこの日はサヨナラ勝ちしたといっても、五回まで無得点に抑えられていた。
「最後のセーフの判定に中畑監督は激しく抗議し退場処分となったが、CS出場を狙う本気度がうかがえた。今季の対戦成績は阪神が13勝4敗といっても、このチームはやっぱり不気味だね。今は岩貞や金田といった若い投手が先発で投げている。序盤に点を取ってやらないと投手陣は苦しい。激しい三つ巴の戦いを制するカギはやっぱり打線だ」(前出のOB)
阪神はこのカードで何とか勝ち越し、ナゴヤで元気のない中日をたたき、9日から甲子園で「ヤマ場」の巨人戦を迎えたい。
52歳の誕生日を勝利で飾った和田監督は、「今日の勝ちは勢いがつく」と言ったが、今の打線ではその言葉を信じることはできない。