来季続投へ 阪神・和田監督が上層部に評価されているワケ
日刊スポーツが「和田監督続投要請」の見出しで、阪神が和田監督(51)の続投を基本線としていると報じた27日、東京ドームの三塁側ベンチは試合前からちょっとした騒ぎだった。
和田監督を激励に来た坂井信也オーナー(電鉄本社会長)は、すぐさま担当記者に囲まれて矢継ぎ早に質問を浴びた。
「続投? 知らんで、そんなの。シーズンが終わってから? (スポーツ紙の続投要請報道を)読んでないから知らん。会食の予定? ありません」
こう言って口を濁したものの、南球団社長は今年で3年契約が切れる和田監督に続投要請する方針を明らかにした。
評価されたのは「若手育成」といわれる。投手は2年目の金田(23)、ルーキーの岩崎(23)、野手は6年目の上本(28)、3年目の伊藤隼(25)、ルーキーの梅野(23)ら生え抜きが力をつけているのは間違いない。
しかし、それより何より、和田監督が評価されている最大の理由は、阪神の現場トップとしての適性だという。