サッカー男子U-21 決勝Tパレスチナは最も不気味な相手
決勝T1回戦で日本が対戦するパレスチナは、今大会で最も不気味なチームといっていい。
政情不安のパレスチナのサッカー協会が、FIFAとAFC(アジアサッカー連盟)に加盟したのは98年。チーム強化もままならない状況が続いたが、近隣の中東諸国で合宿を張るなどして強化に努め、アジア地域の中堅国が参加した今年5月のAFCチャレンジ杯決勝でフィリピンを破って初優勝。来年1月のアジア杯に駒を進めた。
「チャレンジ杯で背番号7を付け、決勝戦での決勝ゴールを含む4得点のFWアシャラフ・ヌマンらA代表の主軸は今大会不出場だが、グループCの初戦でオマーンを2─0で破った力は侮れない。ゴールを決めた身長170センチFWモハメッド・サミラ、166センチMFアーメド・スアドは要注意。シュート10本(枠内6本)を打たれながら、完封した守備陣の粘り強さも要警戒です」(六川氏)
情報量の少ないパレスチナには、高い集中力を持って臨まないと足をすくわれかねない──。