古巣幹部が“意味深発言” イチロー「オリックス復帰」に現実味

公開日: 更新日:

■ヤンキースは引き留めに消極的

 イチローはヤンキースとの2年契約が今季限りで切れる。24日(日本時間25日)現在、140試合に出場して2割8分4厘。ヤンキースのレギュラークラスの中で最も高い打率を残しているとはいえ、再契約は疑問だ。

 シーズン序盤にはアストロズとのトレード交渉が露見。そもそもがトレード要員だし、ヤンキースはメジャー球団の中でも野手の年齢に対してシビアなことで定評がある。来年10月で42歳になるイチローの引き留めに積極的とは思えないのだ。

「それでなくともヤンキースはこのオフ、激震に見舞われる。2年続けてプレーオフ進出を逃したのは過去20年間、一度もないわけですから」とNY紙の米国人記者がこう続ける。

「ハル・スタインブレナー・オーナーは今年、大金をかけて補強した打線が機能しなかったことに激怒しています。中堅手のエルズベリーを7年153億円、捕手のマッキャンを5年85億円、右翼手のベルトランを3年45億円で獲得しながら、チーム打率2割4分5厘はリーグ15球団中11位。チーム総得点606は13位ですからね。オーナー一族を除いたフロント幹部ではキャッシュマンGMに次ぐナンバー4のニューマン副社長の解任が水面下で内定。今年限りで契約が切れるキャッシュマンGMのクビまでウワサされている。フロントの体制を一新、チームも一気に若返りを図る構想なので、イチローに再契約のオファーを出す可能性はほとんどない」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…