史上初PS8連勝 青木のロイヤルズ29年ぶりWシリーズへ
「メジャーのお荷物球団」とまでいわれたかつての弱小球団が、ついにリーグの頂点にまで上りつめた。
ア・リーグの優勝決定戦は15日(日本時間16日)第4戦が行われ、青木宣親(32)のロイヤルズが2-1でオリオールズを下し、4連勝。世界一になった85年以来、29年ぶりのワールドシリーズ進出を果たした。これでワイルドカードゲームを含むPS8連勝とし、メジャー史上初の快挙を成し遂げた。
ここまで機動力と堅守で勝ち上がってきたロイヤルズ。この日もらしさを存分に発揮した。一回、無死一塁から青木が死球で出塁すると、3番ケインが犠打を決めて好機を拡大。続くホズマーの一塁ゴロの間に三塁走者がホームを突き、相手の捕手が送球をそらすと青木も一気に生還した。2打数無安打に終わり、PSでの連続試合安打は4で止まったものの、持ち味である足で貢献した。
先発左腕バーガスが三回に一発を浴びたものの、六回途中からはリーグを代表するリリーフ陣が1点差ゲームをしのぎ切った。
守護神ホランドが最後の打者を打ち取ると、ベンチ最前列で待機していた青木は真っ先に飛び出し、ナインと抱き合って喜びを爆発させた。