巨人ドラフト“隠し玉”は「指名待ち6度」の社会人・高木勇人
巨人の“隠し玉”が発覚した。23日のドラフト会議の指名候補に、三菱重工名古屋の高木勇人(25)を即戦力投手としてリストアップ。21日にスカウト会議を行い、指名を確認したもようだ。
1位は早大の有原回避が濃厚。とはいえ、原監督とすれば即戦力投手も欲しい。そこで2位以下で獲得したいのが、この最速153キロ右腕だ。
三重・海星高から入社して7年目。無念の指名漏れを経験した高校時代と合わせると、何と6度目のドラフトを待つという変わり種だ。「永遠のドラフト候補」の異名を持つ。球威はあるものの制球が悪く、毎年のように指名を見送られてきた。それが、今年に入って大きく改善されたという。
■密かに阪神もマーク
これまでは主にリリーフだったが、6月の都市対抗東海地区2次予選では、最後の第7代表決定戦で先発。ヤマハを4安打完封した。本大会では救援で3回3分の1を8奪三振。急成長を遂げた姿を、巨人の山下スカウト部長は高く評価しているという。球団関係者がこう言う。