「先日視察して最終チェックした部長がお気に入りで、『上位でいこう!』と言ったんだけど、担当スカウトが『いやいや、5位で大丈夫ですから』となだめたみたい」
別の関係者によると、「先発もリリーフもできる。母子家庭で育ったため、ハングリー精神が旺盛。プロ向きの性格」との評価もある。それが、「5位」では獲得できない見込みになった。先日のCSで4連敗を食らった因縁の阪神も実は密かに目をつけていて、指名に踏み切る可能性が浮上したからだ。3位が争奪ラインとみる関係者もいる。
野球専門誌の「ドラフト候補100人」に名前は入っていない。この隠し玉投手を巡り、巨人と阪神の水面下での綱引きが当日まで続きそうだ。