解任寸前から日本一目指す 阪神和田監督に備わる「3つの運」

公開日: 更新日:

「強運というか、悪運が強いというか……」

 阪神ベテランOBが、和田豊監督(52)についてこう語る。

 10月初旬に来季続投が決定するまで紆余曲折があった。8月下旬に南球団社長が来季続投の方針を発表したが、9月上旬に中日巨人に6連敗。親会社は昨年に続く9月の大失速を懸念し、来季続投は白紙になった。あわや「解任」の指揮官が、いまや広島、巨人を倒して日本一に上り詰めようとしている。

「親会社は一時、昨オフに招聘した掛布雅之育成・打撃コーディネーター(59)を監督にしたい気持ちもあったようだ。しかし、借金問題が予想以上に難題となっていて、消さざるを得なかった。そして9月の6連敗で岡田彰布元監督(56)の再登板がウワサされた。全日程終了後の10月6日、広島が巨人に勝っていれば阪神は3位。岡田再登板という運びになったかもしれないが、広島の自滅で2位が確定。掛布、岡田という大物OBを吹き飛ばして続投が決まったのは、和田の力でもぎ取ったものではない。運があったとしか言いようがない」(前出OB)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動