初の国立大力士・一ノ矢哲博さん 「逸ノ城は丸裸にされる」

公開日: 更新日:

■ 「逸ノ城は研究され弱点を丸裸にされる」

「新弟子検査の前日、頭のてっぺんにシリコーンを入れたのに、それでも168・5センチ。合格ラインの173センチには遠く及ばない。シリコーンを入れてくれた医師が、検査当日は頭が腫れ上がるから大丈夫と言い、その通りになったんだけど、まだ足りず、最後は計測の審判部の親方がゲタを履かせてくれました、ハハハ」

 165センチ、100キロ弱の体でデビュー。体格の差はいかんともしがたく、三段目に昇進するのに3年かかった。最高位は東三段目6枚目。序二段での優勝経験が2回ある。

 ちなみに若松部屋は02年、高砂部屋に吸収合併された。

 さて、逸ノ城である。一ノ矢さんの目にはどう映っているのか。

「体が大きい割に無理のない動きをするな、という印象です。上手投げなんかも遠心力を使って思い切りのいい投げを打っていた。ただ、先場所はまだ逸ノ城と対戦したことがない力士が多く、戸惑ってた面も多々ありましたね。これから相手に研究され、弱点を丸裸にされる。真価を問われるのはそれからですよ」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動