「コレやめた」外国人力士のジェスチャーに相撲関係者が失笑
やはり真剣勝負に勝るものはない。
16日は新横綱の鶴竜が旭天鵬を外掛けで下して5勝としたが、横綱日馬富士は豊ノ島に押し出しで敗れて2敗。安美錦を寄り切った横綱白鵬がただひとり6連勝を飾った。
そんな中、目の肥えた相撲ファンや親方、力士らの間で「最近はガチンコ相撲が増えた」と話題になっている。
11年に社会問題にも発展した八百長騒動で、インチキ力士の多くが追放された。さらに「大関互助会」などと呼ばれ、特に怪しい相撲が疑われていた把瑠都と琴欧洲(現親方)も引退した。
■「注射」と言えば…
ある外国人力士もそうだ。この力士は最近、親しい関係者たちと歓談中に、「おれ、これ、やめましたから」と、腕に注射を打つ真似をしたものだから、その場に居合わせた人々は開いた口がふさがらなかった。もちろん、ドーピングのことではない。角界で「注射」といえば、八百長相撲の隠語。関係者はこの力士が八百長に手を染めていたことにはうすうす気付いていたものの、あまりに自然なジェスチャーを見て思わず笑いをこらえ切れなかった者もいたという。