復帰のインテル長友フル出場も…現地メディア評は“便利屋”
9日(日本時間10日未明)に行われたセリエA第11節でホームのインテル・ミラノはヴェローナと対戦、2−2ので引き分けた。左ふくらはぎ肉離れやインフルエンザで試合を欠場していた長友佑都(28)は、9月28日の第5節カリアリ戦以来の復帰、右MFとして先発しフル出場を果たした。
試合はヴェローナのFWルカ・トーニ(37)に先制されたインテルが、FWイカルディ(21)の2得点で勝ち越す。ところが、51分にDFがメデル(27)の退場し10人になっていたインテルは終了間際の89分、ヴェローナのFWニコラス・ロペス(21)に得点を許し、土壇場で2−2のドローに持ち込まれた。
■「左の控え」の評価は変わらず
長友はヘディングでチームのファーストシュートを放つなど、積極的な姿勢を示した。その後も今までのうっぷんを晴らすようにキレのある動きを見せ、右サイドから好クロスをあげるシーンもあった。精力的なプレイで存在感を見せた長友に対し、イタリア紙「ラ・レップブリカ」は6点と上々の評価を与えたものの、かつてインテルで活躍したブラジル人のマイコン(33)らと比較され始め、現地でも評価の高い左サイドのドド(22)からポジションを奪うのは、容易ではなさそうだ。