楽天ドラ4 日系4世フェルナンドが秘めるブラジリアン魂

公開日: 更新日:

「最初は大変でしたけどすぐに言葉は覚えちゃった。相撲部屋に入る外国人力士なんかと同じじゃないかな。周りが日本語しかしゃべらないから、こっちは必死になって言葉を覚えなきゃいけない。僕の場合は小さかったから余計、時間がかからなかった。やっぱり言葉は小さい時に覚えるのが一番ですよ。今は日本語、ポルトガル語、スペイン語を話せます。スペイン語とポルトガル語は似ているから、どちらかを話せる人はもう一方もすぐにしゃべれますよ。特に勉強とかしなくても」

 幼少期は肌や名前の違いから、いじめにも遭った。それを乗り切ったのはラテンの血。靴を隠されるなどブラジルにはない陰湿ないじめに遭っても、毎日友達を誘ってサッカー野球に興じていたら、いつの間にかいじめはなくなった。

■スポーツ好き両親

 フェルナンドにブラジルの誇りを伝えたのが、群馬県太田市に住む父のニルソンさん(43)、母のパトリシアさん(44)だ。両親はともにスポーツ好きだ。

「母はバレーボール。父はサッカー、ハンドボール、水球。水球は珍しい? ブラジルは暑いから、高校などには必ずプールがあるんです。学校ごとにチームをつくっていたりとか、水球は盛んですよ。そういえば、格闘技もやっていたみたい。やっぱりブラジリアン柔術かって? (首を横に振って)テコンドー。韓国の。なんでか知りませんけどテコンドーだって(笑い)」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇