西武ドラ1高橋光成 保育園の頃に父がグローブをプレゼント
「だから、光成には早くから野球を始めてほしいと、保育園の頃にグローブをプレゼントしたんです。ええ、だいぶハマったというか、入りはいい感じでした(笑い)」
雨の日も雪の日も、野球に興じる我が子に刺激され、義行さんの野球熱が再燃。再びチームに戻った。
「ポジションは捕手が多いかな。あとは内野をちょこちょこと……。まあ、どこでもやれと言われたらやりますよ」とは義行さんだ。
■自宅の庭には打撃練習場が
高橋が小学校時代に所属していた利根ジュニアでコーチを務めていた利根少年野球団の清水章治監督が言う。
「光成くんは母方のおじいさんも還暦チームの遊撃手。本当に野球好きが多い土地なんですよね。光成くんも少年野球が休みの日でも、当時の監督に『毎日練習させてください!』と直談判をしていました」
再び義行さんが言う。「ほー、清水がそう言っていたんですか。いや、清水と私は年齢が同じなので、沼田に来たときから仲良くしてもらっているんですよ。そうそう、ウチの庭には打撃練習場がある。と言っても打者から3メートルくらいの距離にネットを張ったものですが、これを作ってくれたのも清水なんです。彼は土建業をやっていまして、余った防護ネットと単管パイプを組んでくれたんです」