二刀流大谷の来季年俸 僕が査定担当だったら1億円アップを提示する
そもそも二刀流は本当に特別なものである上に、チームに与えるリスクも大きい。大谷が先発することでローテを外れる投手がいたり、大谷がスタメンで出ることで外れる野手がいる。ワリを食った選手はリズムを崩したり、才能の芽が摘まれる可能性がある。チーム全体の歯車が微妙にかみ合わなくなる。去年、日本ハムが最下位になった一因は大谷の二刀流にあるとも思っている。
そんな試練を乗り越えて二刀流を貫き、投打で優勝に貢献するのは大変なこと。3000万円の優勝ボーナスを払う価値も十分にあると思うがいかがか。
▽もりたか・ゆうじ 1963年、長野県生まれ。漫画家・コージィ城倉の原作者としてのペンネーム。89年「男と女のおかしなストーリー」でデビュー。筆者原作の「グラゼニ」(「モーニング」連載中)は「お金」をテーマにした野球漫画。タイトルは、主人公・凡田夏之介の座右の銘である「グラウンドには銭が埋まっている」が由来。