超大物トゥロウィツキーが「ウインター会議」の目玉に急浮上
今オフ、トレード市場でメジャーを代表する遊撃手に注目が集まり始めた。
ロッキーズがトロイ・トゥロウィツキー内野手(30)の放出に前向きな姿勢を見せているからだ。「CBSスポーツ」(電子版)ら複数の米メディアが7日(日本時間8日)に報じたところによれば、今年10月に就任したばかりのジェフ・ブリディッチGMがトゥロウィツキーのトレードを検討。8日(日本時間9日)にフロリダ州サンディエゴで開幕する「ウインター・ミーティング」(12日まで)では他球団との交渉が行われるという。
トゥロウィツキーはメジャー通算961試合で打率2割9分9厘、176本塁打、604打点。超一流野手の証しとされる「5ツールプレーヤー」として知られ、10年オフに7年総額約131億円で契約延長。08年に交わした6年契約と合わせ、20年までロッキーズでプレーすることが決まっていた。
ロッキーズはもともと低予算で運営してきたチーム。今季のチーム総年俸は9957万9071ドル(約119億円)と1億ドル近くに達したことから、新GMは高給取りの放出に踏み切るようだ。
今オフのFA市場は大物揃いの投手とは対照的に内野手は駒不足。トゥロウィツキーを巡っては早くからヤンキース、レッドソックス、マリナーズ、カージナルスら複数の球団が関心を示しているだけに、争奪戦に発展しそうだ。