巨人と5年50億円契約 「アンダーアーマー」の“太っ腹戦略”
■国内メーカーは戦々恐々
それに国内メーカーが太刀打ちできないのは、外資系の“資金”だという。前出の担当者が続ける。
「例えば国内大手メーカーは、契約金はどんな大物選手でも500万円まで。アドバイザリー契約を結んでも100万円前後がほとんどです。それが、外資のアディダスやナイキだと1000万円はザラ。選手によっては数千万円、億単位までいる。ここに新参のアンダーアーマーが同等かそれ以上の条件で殴り込みをかけてきた。あそこはとにかく貪欲。選手への接待費なども、我々にはかないません」
ドーム社の安田社長は「世界一を目指す」と鼻息が荒い。球界を席巻する“太っ腹”戦略に、古参のメーカーは戦々恐々としている。