“怪物”に早くも「元」がつけられた逸ノ城 親方衆から苦言
日に日に声が小さくなる。
「右差しを狙ったが、足が揃ってしまった……」
大相撲初場所5日目、初顔合わせの小結高安に敗れた関脇逸ノ城(21)。大関琴奨菊を破った前日は、立ち合いの変化で、ファンからブーイングを浴びた。親方衆からも「立ち合い変化は悪いクセ。正々堂々とやれ」と苦言を呈されて迎えたこの日は、正面から当たったが、高安にいなされ、あっさり土俵を割ってションボリである。
新入幕となった昨年の9月場所で13勝2敗、いきなり優勝争いを演じて「怪物」ともてはやされながら、翌11月場所は8勝7敗。この初場所も2勝3敗と黒星が先行し、角界では早くも、怪物の前に「元」がつけられ語られるようになっている。