“ポスト山口”に台頭か 巨人ドラ2・戸根がキャンプ1軍始動
新人合同自主トレを行っている巨人のドラフト2位ルーキーの戸根千明(22=日大)が昨18日、3位の高木勇人(25=三菱重工名古屋)と初めてブルペン入り。捕手を立たせて20球を投げた。
19日にキャンプの1、2軍メンバーの振り分けが発表される予定。この日が「最終テスト」だった。戸根が「感触は良かった」と汗を拭えば、視察した1軍の斎藤投手コーチも「(一軍に)十分入ってこられる力はある」と両投手の1軍スタートを示唆した。
原監督が不在だった14日のコーチ会議では、新人は全員2軍スタートが確認されたという。それが、翌日のスタッフ会議で覆った。なぜか。某球団関係者が言う。
「ドラ2で戸根の指名をねじ込んだ原監督がひっくり返したんです。左のサイド気味のフォームで馬力もありそう。中継ぎでフル回転して欲しいのでしょう。キャンプ初日からチェックしたい監督たっての希望です」
左ヒジ痛からの復活を目指す山口の回復具合が未知数なことも新人の抜擢につながっている。加えて、新外国人左腕のポレダも指揮官のイメージとは違ったようだ。