巨人正捕手争いに原監督言及 「小林と相川で」に込めた意味
「阿部、村田、杉内、内海、この4人に頼らないチームをつくると。従って(坂本)勇人、長野、菅野、沢村、小林であったり……。最初の4人以外でつくっていくんだと思っている」
巨人の原辰徳監督(56)が13日、客員教授を務める国際武道大で毎年恒例の講義を行い、司会を務めた同大学野球部の岩井監督に「今年期待する選手は?」と問われてこう話した。
長年、正捕手として君臨してきた大黒柱の阿部が、一塁へ完全コンバートされる今季。2年目を迎える捕手の小林誠司(25)にかかる期待は大きいのだが、原監督はこうも言った。
「小林も(阿部)慎之助の後を守るという点では大変だろう。しかし、相川というパフォーマンスの高い捕手がいる(ヤクルトからFA入団)。(ホーム)ベースを2人で守ってくれたらと思っている」
■来季は楽天・嶋か西武・炭谷狙い
13年ドラフト1位の小林が正捕手になってくれたらという願望はあるだろう。半面、まだまだ力不足というのも本音。昨年の秋季練習中、「彼は来年が2年目。いきむ必要はない」と優しい言葉も口にした。ある球界関係者がこう言うのだ。