一足早いセンバツ予想 注目は県岐阜商より龍谷大平安の高橋
県岐阜商の高橋を攻略し、東海大会優勝の静岡もいい。予選を見る機会があったのだが、何といっても打線がいい。東海大会でクリーンアップが3者連続本塁打。スイングがパワフルで鋭い。1番から9番までスタンドに放り込める力がある打線は、今大会ナンバーワンだろう。こっちは投手力に難があるのがタマにキズとはいえ、今年の東海2校は上位争いに絡む実力がある。
北信越チャンピオンの敦賀気比も地力がある。昨夏の甲子園で4強。エースの平沼翔太(2年)が残り、打線も切れ目がない。雪国のハンディを吹き飛ばすバランスの取れた好チームだ。
関東大会覇者で明治神宮大会準優勝の浦和学院より、関東4強の高崎健康福祉大高崎も気になる。ウリの機動力は脅威で、最近は打撃力も増している。初出場だった12年のセンバツで4強。全国的な強豪校になりつつある。
昨年末、九州2位で初出場を決めた糸満を見てきた。上原監督の方針で、練習を選手の自主性に任せていたのが新鮮だった。機動力と守備のチーム。健闘を期待したいが、今年の九州は優勝校の九州学院を含め、レベルがあまり高くない。