選手拍子抜け…巨人宮崎キャンプ“大甘スタート”の裏事情

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 なんてことはない、原監督がストップをかけていたのだ。新主将がいきなり別メニューという締まらないスタートに、体調管理がなっていないと叱責するでもなく、「野性は深い言葉。体調が悪いときに休むのも野性だから」と独特な物言いで擁護したから、坂本も拍子抜けしたのではないか。

 投手陣もマイペース。原監督が「横一線」を強調した昨年は、初日に一軍投手全員がブルペン入りした。斎藤投手コーチが、「30年のプロ生活で初めて」と目を丸くした熱気だったが、今年は菅野と新外国人のポレダがブルペン入りを回避。「今年はブルペンでどんどん投げてもらう」と強制も辞さずの姿勢を見せていた前日とは打って変わって、こちらも、フタを開けてみれば、“マイペース調整、大いに結構”といった雰囲気だったのである。

 先月のスタッフ会議で白石オーナーが、昨季前半に沢村、亀井、内海らが相次いで故障離脱したことを念頭に、「故障者が出ないように基礎的な体力づくりとか、コンディション調整をしっかりやらなきゃいけない」と命じたことが、遠因にあるともっぱらだが、かくして、今年の巨人キャンプは、「野性」とは名ばかりのノンビリしたものになりそうだ。

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