ナインも球団関係者も辟易 オリ金子は“寡黙”マイペース調整
「本人が周囲に見られたり話しかけられたくないんですから。一軍キャンプに帯同させたこと自体が失敗だと思いますよ」
オリックスのチーム関係者がこう嘆くのは金子千尋(31)のこと。現在一軍のキャンプに帯同しているものの、あまりのマイペースぶりに周囲が辟易しているからだ。
昨年11月末に右ヒジを手術。以後はリハビリ中心のため、キャンプは初日からウオームアップや投内連係を除いて完全な別メニュー調整。昨年の移籍騒動で多方面からバッシングを受けた影響からか、基本的にメディアには「無言」。そればかりか、チームメートともほとんど口をきかないというのだ。
「キャンプで他の投手と話している姿をほとんど見ません。金子以外の投手が『何をやっているんですか? どのぐらいまで回復しているんですか?』と報道陣に逆取材するほどですからね」(冒頭の関係者)
それでも黙って調整しているだけならいい。17日に行った手術後初となる屋外でのブルペン投球では、「公開」されているにもかかわらず、開始直後からピリピリ。途中でカメラのシャッター音にいら立ちを募らせ、「足を上げてからのシャッター音はやめてください!」と声を荒らげた。練習後は一言もコメントすることなく、足早に球場施設に潜り込んだ。