東京マラソン優勝候補ケベデ “脱貧困”目指し走った半生

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 要するに貧困から抜け出したいハングリー精神で世界のトップまで上り詰めたのだ。

 翻って日本の選手たちはどうか。大学時代から豪華な合宿所に暮らし、恵まれた環境のもとで練習している。駅伝に力を入れる実業団に進めば、競技に専念し、仕事をしなくても給料をもらえる選手が大半だ。アフリカ人選手のように家族を背負って走っている選手はほぼ皆無だ。

 日本人選手はアフリカ人選手と比べてそもそも身体能力が劣っているうえに、マラソンを走る目的や競技にかける意識がまったく違う。これではアフリカ勢との差は広がるばかりだ。

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