「覚悟と我慢必要」 4番大田バッサリの巨人原監督にOB苦言

公開日: 更新日:

 とはいえ、たった数試合でガタガタ言えば、選手を萎縮させるだけではないか。巨人OBの高橋善正氏(評論家)はこう指摘する。

「自前の4番を育てるには覚悟が必要。昔の話になるが、近鉄の土井正博さん、ロッテの有藤通世、最近では日本ハム中田翔という球界を代表する4番打者だって、最初はからっきしだった。周りが『何でまだ使っているんだ?』と不平不満を言い、本人でさえ『もう勘弁してください』と監督に泣きついてもまだ使う。それくらい『我慢』しないと育たないということ。原監督は昨秋から大田を4番に育てると発言している。たった数試合で見限ってしまっては開花するものもしないでしょう。ノーヒットが続こうが、周囲が大ブーイングを浴びせようが、使い続けるくらいでないと。大田は阿部とは違う。実績がない選手は焦り始め、結果が出ないという悪循環に陥る。大田を4番にすると決めたなら、原監督は腹を決めてほしいですね」

■今季もコロコロ変わりそうな巨人打線

 原監督は昨季、144試合で113通りもの打順を組んだ。リーグ3連覇こそ果たしたものの、クライマックスシリーズでは2位阪神に4連敗。直後、渡辺最高顧問と白石オーナーにシーズン終了の報告を行い、こう誓っていた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動