ダルだけじゃない…レ軍投手陣続々故障の裏に元幹部の“悪癖”
すったもんだした揚げ句、メジャーを代表する右腕が、ようやく結論を出した。
レンジャーズは13日(日本時間14日)、右肘靱帯に損傷が見つかったダルビッシュ有(28)が、17日(同18日)にフロリダ州ペンサコラの病院でトミー・ジョン(腱の修復)手術を受けると発表した。手術は同僚の藤川、レッドソックス・田沢の担当医で「肘の権威」といわれるジェームズ・アンドルーズ医師が執刀する。この手術は復帰までに1年から1年5カ月を要するため、今季の登板は絶望となった。
今季はエース不在の厳しい戦いを強いられるレンジャーズ。実は昨季から故障者が続出している。昨季は投手、野手合わせて64人が起用され、メジャー史上最多を記録した。投手陣は崩壊状態で昨季序盤からエース左腕ハリソンらローテーション投手の離脱が相次ぎ、8月には右肘の違和感でダルが故障者リスト入り。投手だけでも40人も起用し、リリーフ投手の無駄遣いを防ぐため、3人の野手がマウンドに上がったほどだ。
今年のキャンプでも、12日のホワイトソックス戦で若手右腕のラナウドが右肘に違和感を訴えて降板。ダル、中継ぎ右腕シェパーズも含めて3人の投手が肘の故障で離脱する異常事態だ。