ジーターからお墨付きも 松井「ヤ軍コーチ就任」の現実味は?
「彼がこれまで培った知識や経験を、次の世代に伝えるのは本当に素晴らしいことだと思う。彼はそれができる人だ」
昨季限りで現役を引退した元ヤンキースのデレク・ジーター(40)が18日、東日本大震災の被災者を支援するイベントの会見でこう言った。「彼」とはヤンキースで同僚だった松井秀喜(40)のこと。松井が今年、ヤンキースのGM特別アドバイザーに就任、マイナーの若手を指導するようになったことを受けての発言だ。
自身の今後を聞かれたジーターは、「すぐに野球界に戻るという意識はない。いつか野球チームのオーナーになってみたら楽しいだろうと思うけど、まだ先の話」とコメントした。興味の対象は監督やコーチといった現場復帰より、球団を経営する側らしい。かつて「(ヤンキースの)前のオーナー(ジョージ・スタインブレナー)から組織をどう動かすかについても学んできた」と言ったこともある。年俸だけで300億円以上稼いだ男は、スケールもデカい。
さて、同級生から指導者としてのお墨付きを得た松井秀喜。フロント就任で気持ちはヤンキースに傾いているという声もあるとはいえ、英語が得意じゃない者を、チームが本気でメジャーのコーチとして迎え入れるとは思えない。