高橋純平を生で見たら気になるところが3つあった
17日のロッテ戦は連打された初回以外は立ち直った。スライダーなどの変化球が良かったからだ。ただ、悪い投球フォームは劇的には変わっていない。
このコラムで以前指摘したが、着地した左足のつま先が三塁側に向き過ぎている。悪循環はここから始まっている。無理をしているから左ヒザが割れ、すっぽ抜けたり、引っ掛ける球が実に多い。どうしても右ヒジが下がってしまう。直球の球速も140キロ台半ばから130キロ台後半とバラつきがある。すべては着地した左足に原因がある。
予防接種を受けているにもかかわらず、インフルエンザにかかってしまう運の悪さ。もっていないというか、歯がゆさを感じる。昨季日本一のソフトバンクは選手層が厚い。変化球だけでは限界がある。球を動かす広島の黒田博樹とは違い、直球が戻らないと松坂は苦しい。本人は「一からつくり直す」と言っている。4月半ばといわれる復帰へ向け、焦らずに修正していくしかない。