近くトレードか DeNAに居場所ない多村を欲しがる球団の名前
「関心を持っている球団はあるみたい」
パの球団関係者がこう言うのはDeNAの多村仁志(38)のことだ。
「今季は右肘痛もあって二軍暮らしが続いているが、かなり回復しているらしい。二軍では打率.318、2本塁打、5打点(14日現在)と格の違いを見せ、先週末の楽天戦では外野守備にも就いた。ケガが多いのが難点で年間通しての活躍は難しいとしても、外野守備もそれなりにできるし、指名打者、代打も含めて戦力になりますよ」
多村は昨季、73試合出場にとどまったが、10年にはソフトバンクで打率.324、27本塁打、89打点をマーク。当時の力を求めるのは酷としても、肘さえ完治すればまだまだチームに貢献できるというのだ。
■DeNAの交渉材料は投手か
昨季の8月、スタメン出場した多村は全力疾走を怠ったこともあり、二回で途中交代。そのまま二軍降格となった。怠慢プレーを許さない方針を掲げる中畑監督は、「無気力のように見えた。出る以上はそういう姿を見せてはいけない」と厳しい姿勢を取ったのだ。