もう2000億円集まった東京五輪 協賛企業の“奮発”に疑問の声

公開日: 更新日:

「オフィシャルパートナー」の協賛金は1社につき60億円というのが定説。すでに「オフィシャル」に名乗りを上げる企業は20社近くに達しているとみられる。この協賛金だけでも1200億円。GPと合わせれば3000億円以上が集まる計算になる。森会長が浮かれているのは当然としても、大金を出す側にとっては、それだけの理由がある。

 例えば、この日GPに決まった三井不動産はその筆頭だ。不動産業界といえば、異次元の金融緩和や東京五輪の招致決定により再開発に沸いている。

 同社は昨年、32年ぶりとなる公募増資により約3300億円を調達し、都内の日本橋周辺の再開発計画や、八重洲など東京五輪に向けて意欲的に事業を進めている。

 さらに先月27日には、東京五輪のために建設する選手村の事業計画や後利用策を共同で検討する民間事業者にも選ばれた。選手村を含む湾岸地区や明治神宮外苑地区の開発にも携わっているなら、150億円といわれる協賛金をポンと出すのも納得できるというものだ。

■膨らむばかりの五輪予算

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も