広島菊池も証言 巨人菅野のバロメーターは「直球148キロ」

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■「昨季より肘が下がっている」と見るスコアラーも

 今季の菅野は昨年までと比べ、球威がないと言うのだが、この日の最速は「147キロ」。菊池が言う「148キロ」に近い球速が戻っていた。原監督は「(初回)先頭打者に四球で本人の中で疑心的なところがあったと思うが、その後0点。うまく修正した」と評価。前回の対戦カードから始まった広島の6連勝を止めた菅野は「自分たちが勢いをつけちゃったので、何とか今日止めなきゃいけないなという気持ちでマウンドに上がった」と話した。原監督が言う「修正」能力が菅野の武器ではあるが、球威がある試合とない試合が交互に訪れるのが今季の特徴でもある。

「昨季後半に右ヒジを痛めて戦線離脱した影響なのか、今季は昨季よりヒジが下がっている。球威が一定しないのはそれも原因でしょう」という声も球団スコアラーの間にはある。ギッタンバッコンするエースの状態に、原監督は一抹の不安を感じているかもしれない。

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