「打撃崩れる可能性」 右太もも痛のベイ筒香を評論家が心配
セ首位で交流戦を迎えるDeNAにとっては、まさかのアクシデントだった。
24日の阪神戦で主砲の筒香嘉智(23)が右太ももを痛め、25日、病院で検査を受けた。診断名は公表されず、登録抹消か否かは首脳陣の判断を仰いだ上で26日に発表される。本人は診察後、横浜スタジアムを訪れた。松葉杖をつくでもなく、自らの足で歩行。状態については「まだわからない」と言葉少なだったが、右足は左打者にとって踏み出す足。守備、走塁はもちろん、これが打撃に影響するかもしれない。評論家の山崎裕之氏が言う。
「筒香は右足の踏み込みだけでなく、体全体の使い方やボールへの反応を含めて全体的にレベルアップしている。ただ、太ももを痛めただけに、走り込みやダッシュがままならなくなり、体のキレが鈍くなってそこから打撃が崩れる懸念はある」
■守護神・山崎には危険球のトラウマか?
新人ながら抑えに抜擢され、リーグトップの17セーブを挙げる山崎康晃(22)も、同阪神戦で上本に頭部死球を与え危険球退場。大乱闘に発展し、ベンチで呆然とした表情を浮かべていた。クロスステップ投法で特に右打者には内角を厳しく攻める度胸がウリで、それがあるから落差の大きいツーシームが生きた面もある。危険球退場がトラウマになれば、持ち前の強気な投球ができなくなる恐れもある。