3タテくらい6連敗 巨人選手に蔓延する深刻「DeNA恐怖症」
「前半戦のような戦い方では到底、我々の目標は達成できない。まだ上乗せすることが多く、課題はあるという中で後半戦を迎えるということ」
巨人の原監督はボロ負けした前夜と同様、怒りを隠さなかった。
そりゃそうだ。前半戦最後の試合となった昨15日のDeNA戦でサヨナラ負け。打線はDeNA先発の19歳・砂田に7回5安打2失点と封じ込められ、投手陣はこの3連戦で16安打、16安打ときて、この日も10安打とボッコボコだ。特に4番の筒香には3安打、3安打、2安打とめった打ちにあった。これでは、DeNAに3タテを食らい4連敗も仕方なし。借金1となって首位の座からも滑り落ちてしまった。
長くカモにしていたDeNA戦はこれで6連敗の赤っ恥。昨季も11勝13敗と唯一負け越した相手に、今季も5勝8敗である。原監督が「史上最低」と嘆く巨人のチーム打率は12球団最低の.237。DeNAはリーグトップの.259。巨人のお家芸だった本塁打数もリーグ1位のDeNAに11本の差をつけられている。完全に立場が逆転した両チーム。巨人のある投手はこう言っている。