リオで引退示唆のフェンシング太田 次なる野望は政治家転身
さらに箔が付いたともっぱらだ。
ロンドン五輪フェンシング・フルーレ団体と北京五輪フルーレ個人で銀メダルの太田雄貴(29)が、16日の世界選手権(モスクワ)フルーレ個人で、五輪も含めて日本勢として初の金メダルを獲得した。
これまで主要な国際大会では頂点に立てなかった太田は「本当にうれしい。日本人でも金を取れるということを証明したかった。それができたのはすごくうれしい。五輪で2番、世界選手権も3番(が最高)だったので、優勝にすごく意味がある」と喜びを爆発させた。
長らく日本のフェンシング界を牽引してきた太田も11月で三十路を迎える。「とりあえず今はリオで一区切りだと思っている」と、来年のリオ五輪後の現役引退をほのめかした。
引退後は日本オリンピック委員会(JOC)の要職が与えられ、スポーツ全般の普及、発展のために汗をかくとみられているが、本人は別の道へ進みたいようだ。
太田に近い関係者によれば、以前から政治に強い興味を持っており、「将来は政治家になる夢を抱いている」そうだ。