今季国内初出場も 松山英樹の態度に「勘違いでは」と厳しい声
丁寧に取材に答える石川と違って、松山は口下手で機転も利かず、報道陣やファンの前で見せる憮然たる表情や態度は評判が悪い。記者にコメントを求められても、口下手なりに自分の気持ちや考えを伝えようという意識にも欠けている。これが日本を代表するプロゴルファーなのだから残念だ。
米国のゴルフ事情に詳しいゴルフライターの吉川英三郎氏が、呆れ顔でこう語る。
「松山に限ったことではないが、日本のプロはプレー中に堂々と喫煙したり、マスコミ対応も稚拙。『俺は自分の腕一本で稼いでいるんだ。文句があるか?』と思っているのでしょう。トーナメントというものは、スポンサーやボランティア、ギャラリーやテレビ中継や試合を運営するスタッフなどがいて成り立っている。例えば欧米プロはマスコミに対しても、紙面やテレビで取り上げてもらうことによってファンに自分を知ってもらうという考えです。賞金を稼いだら、チャリティーなどで世の中に還元するという意識もみな持っている。そういう面でも、日本のプロは数十年前と意識が変わっていない気がします」
かつてはプロゴルファーも野球選手も、試合が終われば雀卓を囲むか、繁華街に繰り出し朝まで飲んだ。翌日は赤ら顔で酒臭い息をしながらコースや球場にやってきて、それでも5アンダーで回ったり、ホームランを打つ「猛者」も珍しくなかった。