本人は自信も 巨人新助っ人カステヤーノスに“3ない”データ
巨人の新外国人、アレックス・カステヤーノス(28=前メッツ3A)が29日、川崎市のジャイアンツ球場で初練習を行った。キャッチボール、ノック、打撃練習など約1時間。31日に一軍合流予定となっており、「あす、あさってと練習すれば大丈夫」と自信を見せた。
12球団最下位の打率.239の貧打にあえぐ巨人は4月にも緊急補強。左の長距離砲との触れ込みだったそのフランシスコは、18打数11三振、打率.167でわずか5試合で二軍落ちした。現在は腰痛の治療のため、ドミニカ共和国に帰ったまま戻ってきていない。今回のカステヤーノスはマイナー通算109発がウリ。今度こそ救世主になるのか。大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏はこう見る。
■メジャーに上がると急激に打てなくなる
「今季は3Aで.314、16本塁打、56打点。打点が多いのが特徴で得点圏打率も.329とまずまずです。5月だけ.195と極端に成績を落としていて好不調の波があります。左投手から.347、右投手から.297。目立つのは二塁打と死球の多さ。二塁打は32で死球は7。特に死球は8シーズンで通算85個とかなり多い。球に食らいついていくタイプの中距離打者。ウイークポイントはチェンジアップやカーブといった緩い変化球に弱く、高めのつり球を空振りするデータが顕著に出ていることです」