“鬼門”でまた敗戦 G菅野「神宮で勝てない理由」を川崎氏分析
「マウンドの土の質も違います。大学野球や高校野球が使うこともあり、プロの球場では使用頻度ナンバーワン。東京ドームやナゴヤドームと比べ、軟らかいというより、掘れやすいんです。最初は平面なのに、試合終盤になると、踏み出す足の部分の土が5センチ程度も掘れて、くるぶし周辺まで埋まってしまう。こうなると着地のタイミングは狂うし、着地地点すら変わってくる。ヤクルトの投手は慣れていますが、他球団の投手にはコントロールするのが難しいマウンド。神経質になる投手もいるでしょう。菅野の良さは何といっても精度の高い制球力。低くて掘れるマウンドには合わないタイプといえます」
試合後、「今日は全部ダメ。神宮、神宮といって意識し過ぎても……。ここだけでやるわけじゃない」と諦めモードの菅野。打開策は見当たらず、本人が言うように、CSの舞台が神宮にならないことを願うしかないようだ。