熱血指導に部員からの反発は? 大阪偕星・山本監督に聞いた

公開日: 更新日:

――それで本当に解決するのですか。

「(厳しい顔つきで)話していくうちに、最後は子供たちの方が何も言えなくなってしまうんです。そりゃ、正論を言っているのはこっちですから。そもそも、子供たちがそうなってしまったのは周囲の大人たちが真正面から彼らと付き合わず、見て見ぬふりをしてきたからです」

■「子供はシビアな目で大人の世界を見ている」

――朝4時に寮生の弁当を作るため、寮の食堂に泊まっていたそうですが。

「僕は倉敷からの単身赴任。就任当初は寮が小さかったので、子供らの部屋を割り当てたら僕の部屋がなかったんですよ(笑い)。それで仕方なく、食堂に布団を敷いて寝ていました」

――監督は英語教師ですが、睡眠時間が2、3時間の時もあるとか。授業中に寝そうになったことはありませんか。

「そこはもう、自分との闘いです。もし、そこでウトウトしてしまったら、子供たちは私の指導に何も思わなくなってしまいます。でも、僕も苦しい、つらい中で仕事をしているからこそ、子供たちも『先生』と心から呼んでくれるんです。(険しい顔で)もちろん、どんなに疲れていても、授業中に教師が寝るなんてことはありえませんが」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭