早実の試合日変更まで 清宮を“特別扱い”の高野連に憤慨の声

公開日: 更新日:

■東京都高野連を直撃すると…

 清宮は今夏の甲子園では特別扱いを受けていた。3日の抽選会ではひとりだけ別室で待機。大会期間中の宿舎も、警備に不安のある甲子園に程近い場所から変更になった。混乱を避けるためにやむを得ない措置とはいえ、清宮ひとりのために早実の日程だけずらすという今回の話はまったく種類の違うとんでもない話。えこひいき以外の何ものでもない。早実が秋季大会で負けたら、春のセンバツに出場できなくなる。高野連はそれを阻止したい。とことん清宮フィーバーの恩恵を受けたいのだ。

 周囲からは「早実が秋の都大会で優勝しなくてもベスト16に入れば、21世紀枠で選ばれるさ」という声すら上がっている。

 野球ファンの矢口高雄氏(漫画家)は「早実の試合はずっと見ていました。確かに清宮君はいい打者だと思いますが……」とこう続ける。

「1年生でもワールドカップの日本代表に選ばれても不思議ではないでしょう。でも、清宮君のために早実の試合だけ秋季大会の日程を遅らせるということが本当なら、それはいくらなんでもやりすぎです。高野連は清宮、早実人気を利用して、高校野球を盛り上げたい。でも、決められている日程をひとりの選手のために動かすというのはどう考えてもおかしい。他校から批判の声も上がるのではないか。そもそも本当に力のある選手というのは、周囲が放っておいても実力でスターになっていくものです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も