清宮がU18杯で対戦 米エース右腕バーグナー“驚異の実力”
早実・清宮幸太郎(16)は子供扱いされるかもしれない。
28日に開幕するU18W杯(~9月6日、甲子園他)。米国代表のエース右腕オースティン・バーグナー(18)は清宮に負けず劣らず超高校級の逸材だからだ。
ウィンダミア高(フロリダ州)に所属するバーグナーは193センチの長身を生かした角度のある直球が武器の本格派だ。MAX97マイル(約156キロ)の直球に加え、カーブ、チェンジアップを投げ分け、今季は11試合(計52.2回)で6勝1敗、防御率0.40。高校生の有望株を特集した20日付のMLB公式ホームページによれば、来年のドラフトの目玉選手で「全体1位で指名される可能性」があるという。
両親の勧めもあり、幼少の頃から野球とサッカーに親しんできた。中学卒業までは2つの競技を並行して行ってきたが、高校入学と同時に野球に専念した。
「バーグナーは今春、球速が96マイル(約154キロ)を記録してから、メジャーのスカウトの注目を集めました。実力に加え、野球に対する真摯な姿勢も高く評価されている。シーズン中は対戦相手の研究を怠らず、頭脳的な投球も彼の持ち味です。まだ体形はスリム(体重約86キロ)なだけに、体ができてくれば、球速はさらに増す可能性はあります」(アメリカ野球愛好会副代表の鈴村裕輔氏)