「高校時代だったら清宮をどう抑える?」楽天・松井に対決をシミュレーションしてもらった
早実の清宮幸太郎くんが、1年生でただひとり選出されているU18(18歳以下)日本代表でも存在感を発揮しています。
今夏の甲子園では、19打数9安打の打率.474、8打点。1年生としてはPL学園の桑田真澄さん以来、史上2人目の2本塁打を放ちました。
その甲子園大会の期間中、ボクはある媒体から「清宮攻略法は?」と取材を受けました。
体格のわりにコンパクトでシャープなスイングをする逸材、と前置きしたうえで、こう話をさせてもらいました。
「予選から見ていて内角を窮屈に打つ場面が見受けられ、力のあるストレートはあの腕の畳み方だとまださばききれない。内角を厳しく突き、早めに追い込んで勝負する。内角に意識を持たせ、最後は真ん中やや外めにフォークを投げる」
頭の中でシミュレーションしながら取材に答えていると、ふと、「彼だったらどう攻めるんだろう」という興味が頭をもたげてきました。
楽天の松井裕樹です。神奈川・桐光学園2年の夏、1試合22奪三振の甲子園記録を樹立。ほんの2年前まで高校球界のスター選手だった松井は、同じように甲子園を席巻する清宮をどう見ているのか。