U18西谷監督、篠原主将が指摘 「4番清宮」の未熟なメンタル
「気持ちと体の充実ですね」
2日、「U-18」日本代表の西谷監督が、膝の違和感で1日のメキシコ戦を欠場した清宮幸太郎(早実=1年)をスタメン復帰させる条件についてこう言った。
「(練習でミスショットをしたときなど)『あっ、あっ』と声に出すことが多い。下級生とはいえ、軸を打つとなると、その辺もしっかりとしないといけない。フリーを見ると普通に打っているが、どれくらいできるのか様子を見たい。(清宮)本人はあまりうまくいっていないので、ボヤきながら打ってました。膝のことももちろんですが、行けるか行けないか、その辺は見極めたい」
清宮は練習や試合で打ち損じたり、結果が出なかったりしたとき、声や態度で悔しさをあらわにする。
主将の篠原(敦賀気比=3年)は、そんな清宮を気にかけている先輩のひとり。篠原は「ベンチやグラウンドで清宮に声を掛けることもある」と、こう話す。
「少し前の打席や前の試合のことを引きずりやすいところがあるなと感じます。清宮には『(大会は)連戦だから落ち込んでいる暇はない。暗い雰囲気でやるより、明るくやった方がいい結果が出るよ』ということは伝えました。4番を打てば各チームからマークされますけど、打ち損じた時は悔しがっても、常に気持ちをパッと切り替えられるようになったら、もっと伸びていくんじゃないかと。まだ1年生ですし、清宮自身がもっと大きくなってくれたらと思います」