U18西谷監督、篠原主将が指摘 「4番清宮」の未熟なメンタル
■フリーでは柵越え5本も
過去にW杯で一度も優勝したことがない日本は、是が非でも世界一を達成したい。運営サイドからは「今回は初めての日本開催で、高校野球100周年。特別な年」との声も聞こえる。チェコやブラジルなど格下相手の対戦が多かった予選ラウンドとは違い、3日のカナダ戦から始まるスーパーラウンドは予選上位で勝ち抜いた強豪揃い。選手起用も当然、シビアになる。
清宮は膝の違和感に加えて打撃不振。おまけに精神的に未熟な部分が目立つとなれば、4番としては物足りないし、チームの士気にも影響しかねない。
西谷監督は清宮が途中交代したチェコ戦後、「1打席目(二ゴロ)を見て、次の打席でダメなら代えようかなと思った」と言っていた。西谷監督のこの日の発言は今後、状況次第では清宮のスタメン落ちも辞さないという意思表示でもある。
清宮はこの日、フリー打撃で5本のサク越えを放つなど復調をアピールした。「期待していただいていることは感謝していますし、結果で応えたい」と意気込んだが、「体」に加えて「気持ち」の問題もクリアしなければならない。