釜本氏が香川にあえて苦言「自信満々の顔つきでプレーを」
コラム【ズバッと言わせてもらう】
やっと「世界ランキング通りの試合」になったね。このところ日本は世界ランク50位台をキープしている。8日のW杯予選で対戦したアフガニスタンは130位。日本はシュート25本で6得点を挙げた。アフガニスタンのシュートは1本。もちろん無得点である。
3日のW杯予選カンボジア戦は、180位の相手に34本ものシュートを浴びせたが、結局は3得点止まり。6月のW杯予選初戦・154位シンガポールとの一戦は、シュート24本を打ちながらスコアレスドローだった。 ハリルホジッチ監督も選手も、言いようのないプレッシャーから解放されたんじゃないかな。
アフガニスタン戦快勝は、前半10分のMF香川の先制ゴールのおかげだね。ドリブルから右足を振り抜き、ゴール左下に決まった。素晴らしいシュートだった。香川自身も、緊張から解き放たれたんだろうね。その後も好プレーを連発していたし、後半5分の左足で決めたシュートも見事だった。でも、ひとつだけ苦言を呈したいと思う。
周囲とのコンビネーションがうまく取れなかった時、香川はガッカリした表情を浮かべることがある。チームメートに対して不平不満を表しているわけじゃない。パスを出したり、受けたりする際にタイミングがズレたり、相手にカットされたりすると「自分が悪かった。すいません」と言わんばかりに自信なさげな態度を取ってしまう。