釜本氏が香川にあえて苦言「自信満々の顔つきでプレーを」
ああいった態度は感心しない。サッカーにはミスは付きもの。失敗するたびに表情を曇らせ、肩を落としていても始まらない。もっと自信を持ってプレーして欲しい。
香川というのは、キャラクター的にチームリーダーのタイプではないと思う。しかし、能力に関しては、誰もが認める日本代表の主軸である。香川の一挙手一投足は、間違いなくチーム全体に波及する。影響力の大きい選手であることの自覚を持ってもらいたい。
■次の相手シリアは“骨のある”チーム
2年ぶりの代表戦先発となったFW原口は、ボールを持つと積極的に仕掛けていき、香川の先制点をアシストしたパスも良かった。しかし、攻め入ってシュートの場面でパスを選択するシーンも目立った。フィニッシュまで行くことをもっと徹底して欲しい。
アフガニスタン戦の快勝で日本代表のW杯予選が、ようやくスタートを切ったという感じだね。 10月8日に対戦するシリアは、これまでの対戦国よりも骨のあるチームだ。今まで以上の奮闘を期待している。
(釜本邦茂/日本サッカー協会顧問)