地元W杯の日本躍進を後押しする統括団体の“ソロバン勘定”

公開日: 更新日:

 1次リーグ敗退が決まったとはいえ、今大会はイングランド有利のジャッジが目立ったように、ラグビーW杯ではホームアドバンテージは当たり前。

 次回大会では日本の試合間隔を1週間空けたり、移動の負担を軽減するため会場を1カ所に固定するなど、日本を勝たせるためにあらゆる手段を講じることも考えられる。

 WRは次回にも外国人枠を廃止するともいわれるが、国籍を取得した選手の代表入りを認めるなど条件の緩和なら、日本の受けるダメージは最小限に抑えられる。

 今大会はラグビーの母国イングランドでの開催も追い風となり、総収入は大幅増を記録。複数の英国メディアによれば、放映権料、スポンサー料、チケットの売り上げを合わせて総収入は6億ポンド(約1009億円)に達し、11年ニュージーランド(500億円)、07年フランス(530億円)を大幅に上回るのは確実だという。

 大会の盛り上がりにWR関係者はほくそ笑んでいるそうだが、次回は日本が思惑通りにベスト8まで駒を進めれば、高笑いが聞こえることになる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…